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Когда разгуляется ハレヨウトキ2

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カテゴリ:音楽( 1 )

星の子どもたち



2年間、子ども向けの科学番組を
ひたすら作り続けていた時期があった。
学校時代、理数系の科目は
ことごとく避けて通ってきたのに!

取材対象が人間じゃなくて
動物や植物や石や砂や川や海や地球や星や宇宙
(レクチャーしてくださるのはもちろん科学者の方々ですが)。
基礎知識がないだけに、最初はかなり大変だったが、
終いにはすっかりハマってしまった。


今思うと若気の至りと言うか若干気違いじみてるのだけど、
・よみうりランドからもらってきた八丈島沖の海水
・南アルプス天然水(軟水)
・サンペリグリーノ(硬水)
3種類をそれぞれ6リットルずつ、
ガスの火にかけて延々蒸発させて
(間に合わないので、自宅に持ち帰って二晩寝ずの番)
残ったミネラルの成分や量を比較してみせたり。

巨大な隕石の標本、クジラの骨格標本、南極の氷の固まりなど
普通ではなかなか目にすることのない貴重なものを
いろいろ博物館からお借りして、
スタジオに設置して収録したりもした。
植物が色づいたり葉を落としたりするしくみとか、
ホタルが光るしくみなんかを、わかりやすく映像化したりもした。

そのうち、国内外を問わず、
研究者のフィールドワークにくっついて歩いて、
いろんな化石や砂を集めたりもした。

これは、大好きな本からの引用だけど、
(文庫もあります)

「私たちはいったい何者なのか。
どこからやって来て、
どこへ行こうとしているのか。
このような問いこそ、
まさしく問うに値する問いである」

まさにその通りで、知の最前線が
どうなっているのか学び、考え、
子どもに伝える番組をつくることの
面白くないはずがない。
当初は寄り道のように感じていたけど、
今になって思うと、その後の自分にとって、
なくてはならない2年間だったように思う。

最近なぜか、その頃のことをよく思い出すのは、
きっとそうすることが必要だから、
私の中の記憶が、ほら、今の自分の立ち位置を
もっとよーく考えてみな!と
呼びかけているのだと思う。
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by hare2bare2 | 2010-05-25 02:23 | 音楽